せっかくの休日なのにあいにく外は雨・・・。
そんな日は濡れる心配のない屋内スポットで、天候を気にせず子供と遊べる場所に行きたいですよね。
琵琶湖博物館は入場制限もしているので密にならず、水族館で巨大魚やカルガモを見て親子で楽しめます。
琵琶湖博物館情報
施設名 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
住所 | 〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091 |
電話番号 | 077-568-4811 |
開館時間 | 10時00分 – 16時30分(最終入館 16時00分) |
利用料金 | 一般800円 大学生450円 中学生無料 |
駐車場 | 420台 / 無料(施設を利用しない場合は550円) |
HP | https://www.biwahaku.jp/guide/price.html |
入館受付
入館には事前予約が必要で、入口にて予約完了メールをチェックされています。土日は人気なのでお早めの予約を。
また滋賀旅クーポンの限定券が利用できます(しが周遊クーポン)。
水族展示の世界へ
水族展示室に足を踏み入れるといきなりトンネル型の大型水槽、自然の光が差し込み幻想的。
琵琶湖に暮らすコイやフナ、ナマズやビワマスが泳ぎまわっています。
イワシのトルネードならぬ、鮎のトルネード。
ビワコオオナマズです。大きなものでは体調1.2m、体重20kgにもなるそうです。
バイカルチョウザメです。大きなものでは1.8mにも成長するそうで、娘も驚きしりもちをついていました(笑)
何匹いたでしょうか、20匹?見応えがありました。
※チョウザメはびわ湖にはいません。
びわ湖は400万年という長い歴史をもつ古代湖とよばれる湖の一つ、古代湖で一番古いバイカル湖は3000万年。古代湖つながりです。
こちらはバイカルアザラシ、世界で唯一淡水で暮らすアザラシです。
カラフルな魚も、その隣にはナイルパーチ。
こちらは湖水面積世界第3位のヴィクトリア湖に生息し、成長すると全長2m、体重200kgにもなる大型魚です。
(ヴィクトリア湖固有種ではなく、漁獲量向上のために放流された外来種)
水産重要種であり、日本へも冷凍食品が盛んに輸出されています。最大で全長2 m、体重200 kg に達する巨大魚で肉質も癖がない白身であることから、食用として全世界に輸出されています。
ちなみにマクドナルドのフィレオフィッシュの材料はスケソウダラです。
あ、話しは変わりますが琵琶湖博物館内のレストランでは、バスの天丼がいただけます。
他展示
琵琶湖博物館といえば水族展示室のイメージがありますが、他にも湖の生い立ち、人々の歴史、湖の生き物の展示など、地質や歴史に興味のある方ならどっぷり長居してしまうような展示や情報があるのでオススメです。
ただ元気フルマックスな娘、展示資料に目を通すにも娘から目が離せない(;’∀’)
普段から鳥を見つけることが得意な娘、興味は示すもののはく製の大きさにさすがにビビっていました。
古代象の展示室です。
奥の大きな象が中国で発見されたコウガゾウで、大きいものでは体高は4m・体長は7.6mもあったそうです。
手前の骨格だけの象がアケボノゾウで 体高は1.8m・体長は4m。
250万年前に生息していた古代象で、日本各地で化石が発見されいる日本固有種です。
大き過ぎるゾウの複製に「パオーン、パオーン」と言いつつも壁に隠れて踏み出せない(*´з`)
湖底遺跡と人々の暮らしの展示室です。
びわ湖の底には昔の土器や家の跡などが見つかる湖底遺跡が100ヶ所近くあるそうです。
1万年前~平安時代のものが多いようで、陸上の遺跡調査だけではわかりにくい大昔の人の食生活や生活の道具などを知ることができます。
そういえば先月に訪れた竹生島のことを調べるのにググっていると「謎の湖底縄文遺跡」というページを見たことを思い出しました。
娘は透明の橋の上でジャンプして遊んでました。
大津市穴太遺跡の発掘調査をもとに、約4000年前の森の暮らしのジオラマ。
こちらの写真は、去年に訪れた時。1年で娘も大きくなりました(^_-)-☆
びわ湖独特の進化を遂げた木造船「丸子船」の展示
びわ湖は古くより、北陸と京都・大阪をつなぐ重要な交通路として人々の暮らしと関わってきました。
別名「和船」とも呼ばれる日本独自の進化をした木造船は、更に各地の風土や歴史に応じて多種多様な発展を遂げ、幕末以後の洋式船舶の導入の前まで水運や漁業に用いられてきました。
昭和の人々の暮らしを支えてきた家屋と家電展示。
懐かし家電にご年配の方々が「懐かしいわ、これ使ってたわ」と言っておられるのが印象的でした。
家電の「ガチャガチャ」と手に伝わるスイッチが楽しいようでなかなか前に進めません。
今やスイッチもディスプレイの時代ですものね。
琵琶湖博物館とは
簡単にいうと「びわこを体感し、学ぶことができるミュージアム」です。
日本一のびわ湖は誕生して400万年という長い歴史をもつ古代湖です。
(古代湖とは100万年以上存続している湖の呼び名です)
一般的に湖の寿命は数千年から数万年と言われていますが、これは流入する河川からの堆積物で湖が埋め立てられるためです。
しかし一部の湖は、数百万年~3000万年以上の寿命を有し現存する湖があります。
その多くは地殻の断層運動によって発生した湖で、水深が深く誕生した時代も古いものが多いのが特徴です。
また古代湖には固有種と呼ばれるその湖に適応して独自の進化を遂げた生態系が見られます。
これは他と隔離されつつも古代湖の長い歴史と共に、周辺の水域が長期間に渡って存在してきたからです。
様々な偶然が重なりびわ湖が今も存在し、そのびわ湖を調査することで400万年という歴史を知る手掛かりになっていることを体感し学ぶことができる施設です。
アクセス
名神栗東ICから約30分。
名神瀬田西IC・新名神草津田上ICから約35分です。
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