日本海に面した舞鶴の定番観光地として人気の高い”赤れんがパーク”は、映画やドラマのロケ地として使われるノスタルジックな雰囲気を味わえる人気観光スポットです。
舞鶴赤れんがパークとは
旧日本軍の軍需品や水中破壊兵器の保管倉庫として、明治~大正期に建てられたもので2008年(平成20)に国の重要文化財に指定され、2012年に舞鶴赤れんがパークとしてオープンしました。
名称 | 舞鶴赤れんがパーク |
住所 | 京都府舞鶴市北吸1039-2 |
tel | 077-366-1096 |
時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | あり / 無料 |
HP | https://akarenga-park.com/ |
赤れんがパークの概要
明治時代、欧米列強に対抗する必要に迫られた日本は、国をあげて軍事力の強化に取り組み、旧海軍は横須賀・呉・佐世保・舞鶴に鎮守府(ちんじゅふ)を設置し、海軍の軍事拠点としました。
(鎮守府とは : 軍港に置かれた海軍の拠点のこと)
その中で舞鶴鎮守府は、日本海側唯一の拠点として1901年に開庁され、赤れんがパーク内の建物は舞鶴鎮守府の軍需品等の保管倉庫として、明治から大正にかけて次々と建築されました。
赤れんが2号棟(舞鶴市政記念館)
1902年(明治35)、旧海軍の兵器倉庫として建設、戦後は市役所の第二庁舎として使われました。
1階にはレストランがあり、2階には舞鶴市のあゆみを学べる資料の展示があります。
赤れんが3号棟(舞鶴智恵蔵)
1902年(明治35)旧海軍の弾薬庫として建設されました。
現在は舞鶴智恵蔵と名付け先人の智恵を継承し、育む場として運営されています。
舞鶴や海の京都エリアの土産物が並ぶ赤れんがショップのほか、旧海軍ゆかりの展示等を行っています。
赤れんが4号棟(赤れんが工房)
1902年(明治35)旧海軍の兵器倉庫として建設されました。
現在はスタジオや創作工房を備えた市民のものづくり拠点として整備されています。
赤れんが5号棟(赤れんがイベントホール)
1918年(大正7)旧海軍の軍需品倉庫として建設、終戦までは水中破壊兵器倉庫として利用された舞鶴赤れんがパークの中で一番大きな倉庫です。
現在はイベントホールとして展示・音楽イベントの会場として利用されています。
赤れんがロード
1902年(明治35)に建造された赤れんが倉庫3棟が連なるそばにかつて物品運搬通路として使われていた”赤れんがロード”があります。
このれんがを敷き詰めた道は、明治・大正の面影を色濃く残し、映画やドラマのロケ地として頻繁に登場します。
肉じゃが発祥地?!
舞鶴は”肉じゃが”の発祥の地と言われています。
初代指令長官として赴任した東郷平八郎が、英国留学時に食べたビーフシチューが大好物だったそうです。
舞鶴に赴任後、料理長にビーフシチューを再現するように命じましたが、当時の日本でビーフシチューの材料である赤ワインやバターが簡単には手に入らず、そこで当時手に入る調味料などを駆使して作られたのが肉じゃがだと言われています。
なんだか全然違う食べ物になっていますが、今では家庭料理となっている肉じゃがは、このようにして誕生したそうです。
駐車場
赤れんがパークの西側150mの位置に専用駐車場があります。
駐車料 | 無料 |
利用時間 | 年中無休 / 24時間 |
台数 | 80台 |
まとめ
観光スポットとして人気の舞鶴赤れんがパークは…
・明治〜大正期に建設された赤れんがの倉庫群
・赤れんが倉庫は旧海軍の軍需品倉庫だった
・ノスタルジックな観光名所として人気
・写真映えスポットが多数あり
・肉じゃが発祥の地
・海上自衛隊の軍艦を間近で見れる
・海軍カレーも食べられる
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