しが割の実施期間
”しが割”とは、コロナ禍や物価高騰で苦しむ飲食店や小売・サービス店などを支援しようと、滋賀県が実施を始めたキャンペーンのことです。
「買って応援!使ってお得!滋賀を元気に!しが割」というキャッチフレーズで、滋賀県内の中・小規模事業者応援するため、多くの方が”しが割”を利用しました。
そして、第3弾しが割が2023年11月16日から始まろうとしています。このページでは滋賀県が発行した”しが割キャンペーン(第1弾および第2弾)の結果概要”を踏まえて”第3弾しが割”や”おおつ割”について考察していきたいと思います。
第1弾しが割の概要
”第1弾しが割”は、2022年11月14日に始まり、2023年2月26日の終了予定を待たずして2022年12月11日に、予算上限に達したという過熱ぶりで早期に終了しました。
イベント名 | 買って応援!使ってお得!滋賀を元気に! しが割 |
開催予定期間 | 2022年11月14日~2023年2月26日 |
終了日 | 2022年12月11日(4週間) |
予算 | 約11億円 |
第2弾しが割の概要
”第2弾しが割”は、第1弾しが割が早期に終了したこと。また一部県外に本社を置く大型店に利用者が集中したことなどを改善し、2023年1月23日に始まりました。
こちらも2023年2月26日の終了予定を待たずして2023年2月12日に、予算上限に達したという過熱ぶりで早期に終了しました。
イベント名 | 買って応援!使ってお得!滋賀を元気に! しが割第2弾 |
開催予定期間 | 2023年1月23日~2023年2月26日 |
終了日 | 2023年2月12日(3週間) |
予算 | 約15.6億円 |
しが割の結果概要
滋賀県が2023年7月10日に発表した「しが割キャンペーン(第1弾および第2弾)の結果概要」からすると、”しが割 参加店舗数 6,037店舗”、”LINE友だち登録者数 70.1万人”だそうです。
参加店舗数 <しが割結果概要>
業種 | 店舗数 | 割合 |
小売業 | 2,288店舗 | 37.9% |
飲食業 | 1,860店舗 | 30.8% |
サービス業 | 1,889店舗 | 31.3% |
しが割 参加店舗数の内訳は上表のようになっています。(第2弾しが割終了時点)
また、しが割参加店舗の95.0%において1回以上の割引券の利用があったそうです。
第1弾しが割 利用状況
割引利用人数 | 552,217人 |
割引利用額 | 1,075,953,000円 |
消費総額 | 5,098,466,000円 |
消費効果 | 4,7倍 |
第1弾しが割 利用人数は約55万人で、割引利用額は約11億円と予算通り。平均すると1人あたりの割引利用額は、2,000円です。(11億円/55万人=2,000円/人)
第2弾しが割 利用状況
割引利用人数 | 704,252人 |
割引利用額 | 1,519,211,000円 |
消費総額 | 6,760,304,000円 |
消費効果 | 4,4倍 |
第2弾しが割 利用人数は約70万人で、割引利用額は約15億円と予算通り。平均すると1人あたりの割引利用額は、2,142円です。(15億円/70万人=2,142円/人)
第2弾しが割での消費効果が4.4倍(約2,142円/人)となったのは、しが割のお得な使い方を、利用者が理解してきたからかと思われます。
しが割の利用者
次にしが割の利用者を居住地別・年代別・割引額別・業種別でみていきます。
居住地別 しが割利用者
しが割 居住地別利用者の結果には、少し驚きました!
なぜかというと、しが割開催中にも意見があった「滋賀県民の税金で県外の人が得するのはおかしい」との意見は確かに納得だなと感じていた方も少なくないと思います。
でも結果をみると県内居住者の利用が95.8%と、ほぼ滋賀県民が利用していることが判明していますね。
年代別 しが割利用者
しが割の年代別利用者は、1位が40代で22.3%。2位が50代で19.2%、3位が30代で17.0%でした。30~50代の子育て世帯で全体の58.5%を利用しているしていることが判りました。
割引額別利用区分 <しが割>
しが割を割引額別に見てみると47,5%、利用者の約半数が満額の3,000円を利用しています。
業種別利用回数 <しが割>
業種別利用回数では小売業が66.3%に対し、サービス業が10.0%とかなりの乖離があります。やはり普段使いがしやすい業種に利用者が偏ってしまうのでしょうか。
事業者アンケート <しが割>
滋賀県による”しが割 事業者アンケート”によると、キャンペーン期間中の来客数が66%の店舗で増加。また売上額は69%の店舗で増加したと回答があったそうです。
来客数 | 回答割合 |
かなり増加した | 4% |
増加した | 13% |
少し増加した | 49% |
変わらない | 33% |
減少した | 1% |
売上額 | 回答割合 |
かなり増加した | 4% |
増加した | 14% |
少し増加した | 51% |
変わらない | 29% |
減少した | 2% |
また、しが割参加事業者からは今後も同様の事業が実施される場合には、全体の92%が”参加したい”と回答したそうです。
利用者アンケート <しが割>
次に”しが割 利用者アンケート”を見てみる全体の63%で”やや満足”以上の回答があったそうです。
評価 | 回答割合 |
満足 | 29% |
やや満足 | 34% |
やや不満 | 24% |
不満 | 13% |
満足・やや満足の理由
”しが割 利用者”による満足・やや満足の理由については、LINEで手軽に参加できるとこや、割引率の高さが圧倒的に多かったようです。
- LINEで手軽に参加できる
- 割引率の高さ
- スマホで参加できるのが使いやすい
- 購入額に応じた割引額が適用される
- 操作が簡単
不満・やや不満の理由
”しが割 利用者”による不満・やや不満の理由については、キャンペーン終了期間を待たずして早期終了となることや、深夜に発行されることによる不公平感などがあったようです。
- キャンペーン期間実施期間が短い
- 割引券の発行開始時間が深夜帯
- しが割のページにアクセスしづらい
- 使えるお店が少ない
- 週1回しか使えない
まとめ <しが割>
コロナ禍や物価高騰で苦しむ飲食店や小売・サービス店などを支援しようと、滋賀県が実施を始めたキャンペーン”しが割”。
利用者が手軽に参加できて、割引率の高さから第1・第2しが割ともに少し過熱したキャンペーンとなっていたようにも思えます。
9月25日からは新たに”おおつ割”が始まり、11月6日からは”第3弾しが割”が開始されます。
それぞれに、これまでのしが割と内容が異なっていますので、今からチェックしてしっかりお得に買い物できるようにしてくださいね♪
キャンペーン | おおつ割キャンペーン |
開催期間 | 2023年9月25日(月)〜2023年11月5日(日) |
利用方法 | LINEアプリ |
対象店舗 | 市内の小売業・サービス業 |
最大割引率 | 30%割引 |
最大割引額 | 1,200円 |
利用対象者 | 誰でも利用可能 |
主催 | 大津市 |
公式URL | https://www.otsu-wari.com/ |
キャンペーン | 新・しが割キャンペーン |
予算 | 21億円 |
開催期間 | 2023年11月6日(月)〜2024年2月18日(日) |
利用方法 | LINEアプリ |
対象店舗 | 滋賀県内の小売業・サービス業・飲食業 |
最大割引率 | 30%割引 |
最大割引額 | 3,000円 |
利用対象者 | 誰でも利用可能 |
主催 | 滋賀県 |
公式URL | https://shin-shigawari.com/ |
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