穂が地面に擦るほど長くなることから
“砂擦りの藤”と呼ばれる
見事な古藤が見頃を迎えています。
三大神社とは?
吉田三大神社ともいい、創始は665年(天智4)。
中臣金(なかとみのかね)により志那津彦と志那津姫をお祀りしたことから始まった神社です。
中臣金は天智天皇の側近で神事を司り、右大臣まで務めた飛鳥時代の人物。
穂が地面に擦るほど長くなることから「砂擦りの藤」と呼ばれる古藤が有名で、毎年近畿一円からも多くの見学者が訪れます。
拝観料・駐車料金は通常無料ですが、藤の開花時期には協力金200円が必要です。
基本情報
名称 :三大神社(さんだいじんじゃ)
住所 :草津市志那町309
駐車場 : 50台 /無料
三大神社の場所
三大神社のある場所は、JR草津駅から北へ約3.5kmの昔ながらの住宅地のなかにあります。
方面としては琵琶湖博物館や水生みずの森が近くにあり、合わせて行くことのも良いかもしれません。
大津方面から浜街道を北へ向かい、新葉山川橋を渡った先のT字路を左へまがります。
(中古車販売店のcolor’sが目印)
左折後、500mほど先のT字路を右へ曲がった先に三大神社があります。
(ここはかなり分かりにくいです)
三大神社横の広場が駐車場になっていて、50台停められて無料。
藤の開花期間は保存会の方が交通整理をされていますよ。
三大神社の藤
大鳥居から本殿まで続く藤棚が見応えのある三大神社の藤。
藤の開花期間中は、入口で協力金200円を支払います。
三大神社の藤は、滋賀県指定の自然記念物に選定されており、毎年4月下旬から5月上旬にかけて古藤が開花します。
言い伝えによると三大神社の藤は、大化の改新で藤原鎌足の果たした功績を讃えるために、天武天皇の命により植樹されたものだそう。
残念ながら1571年の織田信長の兵火によって焼失してしまいましたが、再び株元から芽生えて勢いよく茂り今日に至っているそうです。
それでも樹齢450年以上の古藤で、可憐な紫色の穗は長く2メートル近くになり、「砂擦りのふじ」とも呼ばれ、地域の人々に親しまれています。
“砂擦りの藤”の三大神社に、志那神社・惣社神社を併せて「志那三郷の藤」と呼ばれていることも有名です。
淡い紫色の花房が美しいシャワーのようで、我が家も訪れたこの日もここ一番の写真を撮りに沢山の人がカメラやスマホを両手に訪れていました。
今晩4月22日からは夜のライトアップもされるようなので、幻想的な古藤を鑑賞しにデートで家族で、カメラを持って一人でしっとりと写真を撮りに出掛けてみてはいかがでしょうか?
三大神社の藤は境内の一番奥にも!
藤棚の砂擦りの藤を鑑賞したあとは、本殿のお参りも忘れずに行ってくださいね。
本殿の傍には、1291年(正応4)に建てられた鎌倉時代の石灯籠も国の重要文化財に指定されています。
その本殿の先にある、鯉のいる庭池の奥にも藤の木があるので是非見ておいてくださいね。
藤の開花期間は境内での物販もされていて、三大神社の古藤を剪定した枝を利用したオブジェの販売もされていました。
独特の枝ぶりを生かした、ふたつとないオブジェ。
大人気アニメ”鬼滅の刃”の中で藤は悪鬼を寄せ付けない植物と言われているそうです。
穂が地面に擦るほど長くなることから、”砂擦りの藤”と呼ばれる三大神社の古藤は、これからが見頃です。
是非行ってみてくださいね。
以上です。
コメント